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初めてのショートステイ!
いざ!
「ショートステイを使おう!」
家族:「○月○○日~○月○○日でお願いしたいんですけど・・・」
家族:「大丈夫ですかね??」
担当ケアマネ:「・・・・・」
担当ケアマネ:「ショートステイって意外とスムーズに、気軽に利用できるわけではないんです・・・。初めての利用までの手続きや確認事項、それにベッド数が足りていないから、思うように予約が出来ないことが多いのです。」
家族:「え~っ!直ぐに使えるかと思ってました~!!」
実際は、
予約が空いていても、直ぐにショートステイの予約ができるわけではないのです。
「すぐに希望通りに利用できる!!」
と思っていたのに~!!
最初はスムーズに希望通りに利用できないことが殆どです!
利用開始までは、
いろんな手続きや確認などが必要で、希望通りにショートステイが使えないことが多いんです!
日程調整の理由以外でも、
施設から利用を断られる場合もあるのです!!
「どうして!!??」
そんなこんなで、ご家族であるあなたに、
是非知っておいてほしい!
「ショート利用の注意点とショートステイの抱える現実問題」
について詳しく説明していきます!
Contents
初めてのショートステイ!費用や細かい料金って?
いざショートステイを使おう!
と思っても、
ショートステイの費用・料金って
どれくらいかかるか知っていますか?
ショートステイ初めて!まだ読んでいない方は是非参考にしてください!!
↓ ↓ ↓
ショートステイを利用するまでの手順とは?
介護疲れの軽減やストレス解消の為、その他予定が入ったりして、
「ショートステイを使いたい!!」
と考えたら、
まず担当ケアマネージャーに相談!!
- 利用したい理由
- 予約したい時期
- 利用したい介護施設
- 医療面やリハビリの必要性
- 今後の方向性
- その他いろいろ・・・
相談すべきことはたくさんあります!
「あそこの介護施設、評判いいよね!」などと、ご近所さんから聞いたら、
「特養の○○○苑」がいいです!
と希望を出すのもOK!!
事前に担当ケアマネに相談して見学に行くのもいいですね!
とにかく担当ケアマネに、
しっかり相談する事がとっても重要なのです!
利用する「親の詳しい情報」を施設に伝える必要性
そして、
とても大事なのが、
介護している「親」や「夫や妻」の家での様子をしっかり伝えることです!
※たとえ1泊2日だったとしても?
預かる施設側とすれば、「どんな利用者さんなのか?」を詳しく把握できなければ、利用期間中の急変時等(転倒や病気の発症等)の対応が出来ずに困ってしまいますよね!
なので、
「普段の家での様子」が施設側にとって必要なのです!!
- どんな「人」なのか?
※とっても重要!(生活歴など) - 食事の様子
- 排泄の様子
- 歩行の状態
- 夜間の入眠状況
- 家での生活環境
- 認知症の症状
- 既往歴や病状(薬の内容)
- その他
それらの情報を元に、
必要な重要書類(情報提供)を作成していくのです!
当然施設側も、担当ケアマネージャ―が作成した情報提供された書類をしっかり確認します。
その上で、
- 利用者さんがどこまで何ができるのか?
- 歩行の安定度は?
- 食事に対してどのくらいの介助が必要か?
- 排泄は自分でどれくらいできるのか?
- 全体的に職員の介助がどのくらい必要なのか?
これらを確認する為に、
お宅へお伺いして利用者さん本人に会って面接させて頂くのです!
それらの情報を元に、
担当ケアマネと各施設のショートステイ担当者、現場の責任者らが協議して、利用可能かどうかを判断し、問題がなければ初めての利用が決まるのです。
◆利用する家族&利用者が選ばれている現実とは?
ショートステイの現実は利用する家族が実際に選べる介護保険サービスではないのが現状です。実際は介護施設のショートステイ担当相談員さんが施設内で協議の上、利用の可否を「判断」するという、施設側の判断が主流となってしまっています。実際に「寝るときは必ずパジャマに着替えさせてください!」「必ず転倒させないでください」などの細かいサービスの希望を多く求められたりすると、「ベッドが空いていない」などを理由に「申し訳ありません・・・」と断られることも多いのです。職員の慢性的な不足が主な理由です。
初回利用後、特に大きな利用時の問題がなければ、
リピート利用&予約がスムーズになり易くなります。
◆「リロケーションダメージ」を理解してください!
実際のショートステイでは、
住み慣れた自宅から慣れない介護施設へのショートステイ(宿泊)で、
もの凄く不安になってしまう利用者さんが非常に多いのです!(認知症の方)
この様な症状をリロケーションダメージと呼んでいます。
つまり、
【場所の移動によって要介護者が受ける精神的ダメージ】
認知症の方本人は、
知らない世界、知らない人ばかりの環境の変化に、もの凄く不安の為、家での様子と全く違う症状が出てしまう事が多いのです。
photo by : Jonathan Kos-Read
この様な部分でも、ショートステイ介護の難しさがあるのです。
ですが、
ショートステイ先の施設に慣れて頂き、職員の顔を何となくでも覚えて頂けるようになると、利用者さんも安心して頂けるようになるのではないでしょうか?
ショートステイの利用を断られる理由?介護現場の悲鳴?
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「え~っ!部屋は空いてるのに断られることってあるの?」
実際にあるんです!!
昨今の介護職員の人員不足によって、
利用者さんの状態によっては受け入れられないこともあるのです!
断られることが多いのはこんな方たちです。
- 常に職員の見守りが必要な方
- 問題行動が多い方
認知症があればたくさんの問題行動があります。
◆こんな人が断られてしまう・・・
介護現場の責任者として現場を毎日見ている私が、
正直一番大変だと感じてしまう利用者さんはこんな方たちです。
↓ ↓ ↓
- 歩行不安定で認知症の方
→転倒の危険大!
※常に見守り必要 - 排泄介助が必要な方で、
常に「トイレ!」の訴えがある頻尿の自分での排泄が困難な方
※一人のトイレ介助に職員の時間をかなりとられてしまう。
いずれも、
職員が常に気にしなくてはいけない、
見守りが必要な方たちです。
他にも、
- 暴力行為
- 多利用者さんへの暴言や暴力
- 異常な問題行動により、他利用者さんへの影響が大きい方
上記のような方たち(※リロケーションダメージによって起きてしまう事が多いです)の、ショートステイの利用を断っている施設が多いのは事実です。
「じゃ!一体なんの為のショートステイなんだよ!!」
介護職員として、
- 在宅介護で困っている人たちの負担軽減・・・
- 介護疲れ解消リフレッシュ!
限界に近い家族の休息の為!!
この様な方たちの対応が、「私たちが使命感を持ってやるべき仕事!」なのですが、実際の毎日の現場では対応しきれない現実がそこにはあるのです。
↓ ↓ ↓
◆ショートステイ受け入れに対して介護施設が抱える問題とは?
特別養護老人ホームの場合、本入所の利用者さんが8割を占め、残りの2割がショートステイの利用者さんの定員枠です。
※定員枠は各介護施設や地域によって違います。
平成27年の介護保険改訂で、要介護3以上の方が特養の入所条件となり、本入所の方の要介護度は4~5の方が殆どです。しかも職員の不足により毎日の介護負担が増え、職員も対応しきれない現実があるのです。これは、特養・老健でも同じのようです。
正直・・・
本入所の方たちの対応で目一杯の現実があるのです!
どの介護施設でも、
人手不足は現実大きな問題となっています。
ですが、
人手不足だけを理由にせず、何らかの工夫を考えてショートステイ利用希望者のニーズにしっかり対応すべきだと反省しています!
どの施設でも、このような問題に対して何らかの取組みをしているはずです。
次の介護保険制度改訂に、大きく期待したいと思います!!
インフルエンザなどの「感染」を理由に利用を断られることも!!
介護施設によっては、
施設内にインフルエンザやノロウイルスなどの感染性胃腸炎が蔓延している時期は、
ショートステイ利用を断わられることがあります!
また、
利用中にインフルエンザを発症した場合は帰宅してもらう事が殆どです。
また、風邪を引いて重症化した場合も同様です。
集団感染を防ぐ為にどうしても仕方ない対応なのです・・・
↓ ↓ ↓
高齢者は、インフルエンザに感染してしまうと、
死亡に至ってしまう事が多いのです・・・
感染予防方法や予防薬や注射の事も紹介してます!
参考:在宅介護の父親や母親のインフルエンザ対策でおすすめは?死に至る危険あり?
参考:在宅介護高齢者のインフルエンザ予防注射の効果は?かかる費用と補助金はどの位?
このように12月~2月のショートステイ利用は、
特に注意が必要なのです!
ショートステイ利用の注意点<まとめ>
このように・・・
介護保険を使ったショートステイは、
希望通りの利用が出来ない事が多い・・・
という事なのです!!
- 介護する人のストレス軽減
- 介護疲れの軽減
- 介護する人の重要な予定の優先
これらの目的の為にあるショートステイですが、
介護保険を利用した場合は、2016年現在はこれが現実なのです。
「このままじゃ、リフレッシュなんかできないじゃん!!」
在宅介護には絶対に欠かせないショートステイ!!
でも、
思うように利用できない・・・
この現状を「国」はどう捉えているのでしょうか?
この状況が続けば以下の問題はさらにエスカレートしていくはずです。
- 家庭での虐待や介護放棄・・・
- 施設でも負担増で職員のストレス大・・・
国は次の介護保険改訂を待たず、何らかの対策を早急にしていく必要があるのではないでしょうか?
人はいつか誰でも「介護」が必ず必要になるのですから・・・
介護保険を利用したショートステイが使えない場合は、他にどんな方法があるのか?
それは、
民間の介護サービスの利用です!
介護保険の範囲外ですが、様々な介護サービスがあります!
↓ ↓ ↓
現在作成中です。しばらくお待ちください!
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