そんな職場って実際にあるのかな…?
生活のこと考えたら未経験でも年収400万以上は欲しいけど…そんな職場あるかな?
将来のこと考えたら知っておきたい…
結婚して家族ができたこと考えたら介護ってやっぱり不安だよなぁ…
こんにちは!介護福祉士のCyouji(@kaigo_vilogger)です。
介護職って『ベテラン職員月8万円アップ』の話も出ていますが、まだまだ給料が低いって社会的なイメージ強いですよね。
職員不足で毎日忙しい中、頑張って働いているのに『こんな額の給料しかもらえないの…?』なんて思っていませんか?
ですが!
実際に『最近、給料が増えてきている!』と実感している介護職員の人たちも増えているんです。
ちなみに、
私Cyoujiの働く社会福祉法人運営の特別養護老人ホームでは、ここ数年でちゃんとお給料が増えてきています。
私の場合は・・・
2017年(平成29年)の4月から【介護職員処遇改善加算の拡充】の効果で、
月1万6,000円給料が上がりました!!
年間で言うと・・・
19万2,000円の年収アップ!
それにプラスして定期昇給額(たしか2000円だったかな…少ない!)を入れたら21万円超えの年収アップでした。
(例)既婚者で子供を育てている介護福祉士や上司であれば・・・
- 月給30~35万円(夜勤手当などの各種手当込み)
- 年収400万円~500万円以上
(※地域によって大きな差がありますので、記事内で説明しています)
このくらいの給料・年収をもらえる介護事業所は実際にあるのです!
地域によって格差はあるものの、介護職全体の平均年収が少しづつ上がってきているのはたしかです。
『手取り給料25万円以上の介護職員さんが増えてきている!!?』
介護職は手取り15万~18万くらいが相場といわれていますが、実際はどうなのでしょうか?
『今より給料を上げたい!』って考えている現役介護職のあなたも、『介護職って転職したら実際どの位もらえるんだろう…?』と考え、介護士をやってみようと考えている未経験者のあなたも、是非この記事を読んで参考にしてみてください!
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【長文ですが…この記事を読むとわかること!】
- 現役の介護士・介護福祉士の人で給料&年収が多い人は実際どのくらい貰ってるの?
- 介護職の給料に大きな差があるのはなぜ?(地域格差など)
- 厚生労働省から発表された『2018年最新データからの介護士の給料と年収、ボーナス額』を年齢別・男女別に徹底比較ができる!
- 現役介護福祉士たち(3名)、介護業界でも給料が比較的多い人たちの『リアルな給料明細』&実際の手取り給与額は?
- 今後、未来の介護福祉士の給料が確実に上がっていく理由
(※2019年:国の最新情報掲載) - 介護職未経験の人に介護士の給料について分かりやすく説明
※この記事は企業が作成しているのではなく、現役介護福祉士である個人ならではの視点で記事を書いています!
Contents
【2018年厚生労働省発表】最新調査!実際の介護職員の平均給与額と平均年収額は?
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さて、早速ですが平成30年4月に厚生労働省から発表された、昨年(平成29年)の介護職員の平均年収を見ていきましょう!
【2017年(平成29年)の介護職員の平均年収の金額】は・・・
【2018年発表】介護職員(介護福祉士含む)の平均年収
318万1,350円
※全年齢・男女合計での平均金額
※記事内での金額数値はすべて厚生労働省のホームページ【賃金構造基本統計調査】にて発表されている比較データをもとに、平均給与・平均年収などの各金額を算出しました。
介護福祉士の資格保持者の年収は・・・
- 毎月:8000~10000円(平均相場)の介護福祉士資格手当
- 年ボーナス加算
ざっと計算すると無資格の介護職員より、年収で約15万円~20万円くらい多いと思います。
介護福祉士を含む介護職員の平均年収が『318万円…』って・・・
『ん~まだまだぜんぜん低いですよね・・・』
この収入差の理由をこのあと説明していきますが、まずは他にもある発表された【いろんな比較データ&実態】をチェックしていきましょう。
【福祉関連職の給与】も比較してみた!ボーナス賞与と男女の金額の差は?
<2018年発表の厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査」の統計>
(※介護福祉士も含めた介護職員全体の統計)
※スマホの場合は横にすると見やすいです♪
職種 | 平均月給 | 年間賞与(ボーナス平均) | 平均年収 |
---|---|---|---|
介護施設職員(男性介護士) | 23万3,000円 | 54万8,200円 | 334万4,200円 |
介護施設職員(女性介護士) | 21万2,900円 | 46万3,700円 | 301万8,500円 |
介護支援専門員(ケアマネジャー) | 26万4,600円 | 62万0,500円 | 379万5,700円(※男女平均) |
ホームヘルパー | 22万6,700円 | 29万1,600円 | 301万2,000円(※男女平均) |
看護師 | 30万1,450円 | 80万9,500円 | 446万7,000円(※男女平均) |
保育士 | 23万3,300円 | 69万0,850円 | 349万0,450円(※男女平均) |
出典:<2018年発表の厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査」の統計>
※上記の金額はすべて【経験年数・年齢】の平均金額を含め算出しています。
『自分のいまの職場と比べてみてどうですか?』
この表を見ると、男性職員のほうが『家族手当』や『扶養手当』などが多く支給される分、収入は多くなっていますね。
男女の年収を比較すると約30万円の差があります。
そして!
介護職員の給料を他の福祉関連の職業と比較すると・・・
- ケアマネジャーとの差:-約60万円
- 看護職員との差:-約128万円
- 保育士との差:-約30万円
年収ランキングにしてみると・・・
2016年と比べて確実に増えているとはいえ、まだまだ少ないのが現在の介護職員の年収です。
【介護のお仕事】30代⇒40代⇒50代と年齢が上がると給料はどの位上がるのか?
では,
【年代別】に介護職の年収がどのように変化していくのかを見ていきましょう!
【男性介護職員】年代別の平均給与・平均年収
年齢別:(男性職員) | 平均月給 | 年間賞与など(ボーナス) | 平均年収 |
---|---|---|---|
20歳~24歳 | 19万9,800円 | 37万9,300円 | 277万6,900円 |
25歳~29歳 | 22万2,700円 | 53万9,400円 | 322万1,800円 |
30歳~34歳 | 23万6,800円 | 59万7,900円 | 343万9,500円 |
35歳~39歳 | 25万3,300円 | 63万2,500円 | 367万2,100円 |
40歳~44歳 | 24万9,700円 | 62万1,100円 | 361万7,500円 |
45歳~49歳 | 24万3,600円 | 59万9,400円 | 352万2,600円 |
50歳~54歳 | 24万3,000円 | 55万5,900円 | 347万1,900円 |
55歳~59歳 | 23万7,700円 | 54万2,100円 | 339万4,500円 |
60歳~64歳 | 19万8,900円 | 31万4,200円 | 270万1,000円 |
※赤字が一番多い数字です。
(※介護福祉士も含めた介護職員全体の統計)
【女性介護職員】年代別の平均給与・平均年収
年齢別(女性職員) | 平均月給 | 年間賞与など(ボーナス) | 平均年収 |
---|---|---|---|
20歳~24歳 |
19万9,100円 |
38万1,600円 | 277万0,800円 |
25歳~29歳 | 21万3,300円 | 51万7,700円 | 307万7,300円 |
30歳~34歳 | 21万5,000円 | 50万6,100円 | 308万6,100円 |
35歳~39歳 | 21万9,200円 | 50万4,500円 | 313万4,900円 |
40歳~44歳 | 21万8,900円 | 49万9,600円 | 312万6,400円 |
45歳~49歳 | 22万0,700円 | 48万4,900円 | 313万3,300円 |
50歳~54歳 |
21万2,700円 |
46万9,700円 | 302万2,100円 |
55歳~59歳 | 21万8,700円 | 50万1,300円 | 312万5,700円 |
60歳~64歳 | 20万2,200円 | 36万7,700円 | 279万4,100円 |
※赤字が一番多い数字です。
(※介護福祉士も含めた介護職員全体の統計)
男女の年収を比較すると・・・
・【男性職員の年収ピーク年齢】:35歳~39歳
⇒367万円
・【女性職員の年収ピーク年齢】:5歳~39歳
⇒313万円
※40代以降で減少する理由は、夜勤回数が若い職員と比べて減っていくからだと思います。
男性職員が35歳~39歳の時期(ピーク時)にもらっている『給料・ボーナス・年収』すべてが一番多いのに対して・・・
女性職員は年収は313万円と35歳~39歳の時が一番多いのですが、賞与は25歳~29歳の時期が一番多いのがわかります。
やはり、女性は『結婚や出産』の時期があり、退職時期や休職時期などがバラバラなことが大きく関係してきてしまっているのがわかりますね。
介護職員が実際にもらえる【手取り給料】の平均金額はいくら位?
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大事なのはやっぱり『手取りの給料』の金額!!
実際にあなたの銀行口座に振り込まれる金額の事です。
支給される給料から容赦なく引かれるのが『天引き額』。
国民の義務とはいえ、思いっきり引かれしまうのが以下の税金関係です。
※給料から引かれる社会保険や税金
- 健康保険
- 厚生年金保険
- 雇用保険
- 所得税
- 住民税
- その他(組合費・厚生会費・退職金共済など)
介護職の平均年収318万円に対して、実際の『手取り給料の平均金額』はいくらなのか?
詳しい『手取り金額』の算出は、扶養人数や各種保険料も都道府県によって違いますので、ここでは大まかに計算する方法として・・・
※会社や法人によって違いますが、額面給与の75~85%が手取り給料となる計算です。
家族の人数や住んでいる都道府県によって違いますが、
介護職員の【手取り】平均年収額は・・・
【介護職員(介護福祉士含む)の平均手取り額】
約254万円
※平均年収318万円(賞与込み)×0.8での算出
年間約60万円以上も引かれてしまう天引き額…。
毎月、ボーナスを含まなければ手取り20万円にもならない介護職の平均収入!!
そんなんじゃ、安定した気持ちをもてるゆとりある生活は難しい・・・
何かあったら家族を守れないですよね!
そんな厳しい介護福祉業界でも、
2020年現在、介護職の平均給料は少しづつですが上がってきています!!
では、実際にどのくらい給料が上がってきているのかみていきましょう!
最新!2020年(令和2年)『本当に介護職・介護福祉士の給料が上がっているのか?』調べてみた!
昨年2017年4月に実施された【処遇改善加算の拡充】以降・・・
介護職員の給与賃金は確実に上がってきています!!
実際に行われた調査結果がこちら!!
(厚生労働省が2018年4月8日に発表した調査結果)
↓ ↓ ↓
厚生労働省は4日、職員の処遇を改善する介護報酬の新たな加算制度を利用した事業所で、常勤の介護職員の平均月給(2017年9月時点)が前年同月比1万3660円増の29万7450円だったとの調査結果を発表した。
調査には特別養護老人ホームや介護老人保健施設など全国7660事業所が回答。厚労省は17年度の報酬改定で、職員給与を引き上げるために加算額が従来より1万円ほど高い制度を新設し、加算対象となる事業所のうち65%が利用した。鈴木健彦・老人保健課長は「加算の増額により処遇改善が着実に進んでいる」と話している。
出典:毎日新聞
介護職の給料が平均して、
平均で月額:1万3660円アップしているんです!!
年収額に換算すると・・・
年収:16万3920円の増額!!
昨年、2017年2月に発表された【2016年の介護職員の平均年収】とザックリですが比較してみましょう!!
↓ ↓ ↓
<昨年 2017年2月発表 厚生労働省「平成28年(2016年)賃金構造基本統計調査」の統計>
(※介護福祉士も含めた介護職員全体の統計)
職種(男女合算) | 平均月給 | 年間賞与(ボーナス) | 平均年収 |
---|---|---|---|
介護施設職員(介護福祉士含む) | 21万7,500円 | 49万5,600円 | 310万5,600円 |
介護支援専門員(ケアマネジャー) | 26万6,200円 | 50万0,700円 | 369万5,100円 |
保育士 | 21万5,700円 | 59万3,400円 | 318万1,800円 |
※上記の金額はすべて【経験年数・年齢】の平均金額を含め算出しています。
「賃金構造基本統計調査(2月発表)」と厚生労働省独自の調査方法(4/8発表)と金額が違うようですが、
昨年2017年と比べると・・・
明らかに10万円~20万円近く年収がアップしています!
さらに!!
これからの未来、もっと期待が持てそうなんです!
国(厚生労働省)は、
「介護福祉士の給料・年収を今後必ず上げていく!」とハッキリ明言しています。そのあたりも記事後半でしっかり説明していきますね!!
※2019年10月!介護福祉士の給料が月8万円上がるってホント!?
2017年12月8日の閣議決定で国から発表された『勤続10年以上の介護福祉士への月8万円相当の処遇改善』についてと、『近い将来の介護福祉士の給料・賃金アップの動向』について徹底的に調べてみた記事です!安倍首相の発言などもあります!
(※2019年4月に更新しています!!)
↓ ↓ ↓
【介護職給料の地域格差!】都道府県によって給料・年収額に大きな差がある理由とは?
『これからの未来、介護福祉士の給料は必ず上がっていく!!』
『・・・・・』
東京の介護施設と地方の施設では…
大きな金額差があるのが現状。
※各都道府県によって介護保険には地域加算があります。同じ仕事内容なのに、【東京都と沖縄県では平均年収に大きな差(地域格差)】があるんです!これっておかしいですよね!?
『やっている仕事内容は同じなのにっ!!!』
介護職の給料が上がってるっていうけど、ぜんぜん実感がない…
このように、国が進めている処遇改善加算の拡充や『介護職員の給料改善』の対策の影響を、残念ながらあまり感じていない介護職員さんたちが多いのが現状です。
これは・・・
『国の対策がまだ足りていないんだと僕は思います!!』
そう考える一番の理由が・・・
介護保険制度にある地域格差です。
介護士の平均年収が低いのは、地域によって大きな差があるからなんです!
(※もちろん、介護事業所の経営手腕もその大きな理由の一つですが・・・)
理由は・・・
介護保険制度の【地域加算】によって、事業所がもらう【介護報酬の金額】が違うから!
↓ ↓ ↓
※都道府県別の介護福祉士平均年収額
介護報酬は地域加算があり、土地の価格が高い人口密集地や首都圏は国から加算される介護報酬の割合が高いです。ちなみに私が勤務している職場は【5級地で加算率は10%】です。一番加算割合が高い【東京23区は20%】と高い加算率となっている為、その分給料にも反映しやすいです。2018年度の介護保険改正案では介護報酬自体が上がる予定です。
(※下記は厚生労働相が出した都道府県別の平均給与比率からの算出です。一部主要都市のみ)
各都道府県別(主要都市) | 介護福祉士平均年収額 |
---|---|
東京都 | 434万円(1位) |
神奈川県 | 341万円(3位) |
千葉県 | 310万円 |
埼玉県 | 279万円 |
大阪府 | 372万円(2位) |
愛知県 | 341万円(3位) |
福岡県 | 310万円 |
北海道 | 279万円 |
沖縄県 |
248万円 |
参考:平均年収.jp
『平均年収.jp』さんの資料をもとにランキングをまとめてみると・・・
1位の東京都(最高額)と最下位の沖縄県(最低額)の差は・・・
なんと!186万円も差があるんです!!!
同じ内容の仕事をしているのにこの【地域加算率】による年収・給与の差は絶対におかしいと思います。
地域によっていろいろな経費や税金格差などがあり、介護保険に地域加算があるのはしょうがないことですが、介護職員の給料に関してはもう少し考えていく必要があるのではないでしょうか?
じつは調べていておどろきました!
1位の東京都と私が働いている3位の神奈川県では、
なんと!93万円の年収差があるのにはホントに驚きました!!
※私たちの給料の元である介護保険制度(介護報酬)の財源は税金です。国の税制改革などのニュースにもアンテナを張っていきましょう!
※自分の職場の給料が低すぎると感じたら、ブラック介護施設かもしれません!
こちらの記事で項目チェックしてみてください!
ブラック経営の介護施設17の特徴&20の面接見学時必須チェック項目!
介護福祉士資格保持者【3名】+無資格者【1名】のリアルな給料明細と手取り給料額!
では、実際に介護福祉士の国家資格保持の職員さんたちは、いったいどの位の給料をもらっているのでしょうか!?
同業者の給料って正直気になりますよね!
多くの介護事業所では、2017年4月から実施されている【処遇改善加算の拡充】により、各事業所ごとに『独自の手当』をそれぞれ毎月の給料に追加してベースアップを行っているようです。
『独自の手当』以外にも、各資格手当を増額したり、ボーナス支給倍率を増やしたりしている介護事業所も多いと聞きます。
では実際に見ていきましょう!
22歳女性介護士の給料明細 資格:無資格【社会福祉法人特別養護老人ホーム】 勤続1年目 埼玉県在住 家族と同居
額面年収:299万2,000円 |
|
支給項目 | 支給金額 |
---|---|
基本給 | 155,000円 |
夜勤手当(1回4,000円)×5日 | 20,000円 |
住宅手当(同居) | 0円 |
調整手当 | 5,000円 |
資格手当 | 0円(※無資格のため) |
残業手当 (1か月10時間計算:1時間1200円) |
12,000円(※変動あり) |
交通費(電車・バス:距離計算) |
16,000円 |
※残業代・休日出勤・夜勤手当は変動ありです。 |
月給合計額:311,500円 |
ボーナス(年2回)基本給×3.2倍 |
496,000円 |
32歳男性介護士の給料明細 資格:介護福祉士【社会福祉法人特別養護老人ホーム】 勤続5年目 神奈川県在住 4人家族
額面年収:430万9,200円 |
|
支給項目 | 支給金額 |
---|---|
基本給 | 168,000円 |
夜勤手当(1回5,000円)×6回 | 30,000円 |
調整業務手当 | 10,000円 |
扶養手当(妻・第1子=1万×2・第2子5,000円) |
25,000円 |
住宅手当(賃貸) | 20,000円 |
資格手当(介護福祉士手当) | 8,000円 |
残業手当 (1か月15時間計算:1時間1500円) |
22,500円(※変動あり) |
休日出勤手当(1時間2000円×8時間) | 16,000円(※変動あり) |
交通費(ガソリン代:距離計算) |
12,000円 |
※残業代・休日出勤・夜勤手当は変動ありです。 |
月給合計額:311,500円 |
ボーナス(年2回)基本給×3.4倍 |
571,200円 |
28歳女性介護士の給料明細 資格:介護福祉士【医療法人介護保険施設】勤続8年目 東京都在住 独身
額面年収:455万1,600円 |
|
支給項目 | 支給金額 |
---|---|
基本給 | 172,000円 |
調整手当(勤続年数に考慮) | 12,000円 |
夜勤手当(1回7,000円×6回分) | 42,000円(※変動あり) |
職務手当(委員会長) |
5,000円 |
住宅手当 | 8,000円 |
資格手当(介護福祉士手当) | 10,000円 |
残業手当(残業・会議含む) (1か月12時間計算:1時間1400円) |
16,800円(※変動あり) |
特殊業務手当(喀痰吸引など) | 25,000円 |
交通費(定期券代) |
24,000円 |
※残業代・休日出勤・夜勤手当は変動ありです。 |
月給合計額:314,800円 |
ボーナス(年2回)基本給×4.5倍 |
774,00円 |
43歳男性介護上司の給料明細 資格:介護福祉士 【社会福祉法人特別養護老人ホーム】 勤続11年目管理職 神奈川県在住 5人家族
額面年収:544万8,000円 |
|
支給項目 | 支給金額 |
---|---|
基本給 | 222,000円 |
夜勤手当(1回6,000円×6回分) | 36,000円 |
役職手当 |
20,000円 |
扶養手当(妻・第1子=1万×2名・第2・3子5,000円×2名) |
30,000円 |
住宅手当(持家) | 20,000円 |
資格手当(介護福祉士手当) | 10,000円 |
残業手当 (1か月18時間計算:1時間1600円) |
28,800円 |
休日出勤手当(1時間2000円×8時間) | 16,000円(※毎月ではないため年間5回ほどで年収計算) |
交通費(ガソリン代:距離計算) |
16,000円 |
※残業代・休日出勤・夜勤手当は変動ありです。 |
月給合計額:398,800円 |
ボーナス(年2回)基本給+役職手当×3.2倍 |
774,400円 |
どうですか?!
年齢や既婚の有無、子供や親の人数(扶養者数)、住宅事情、住んでいる場所、職場による各種手当の額などによって、全く違う年収額であることがわかるかと思います。
『公開します!!』介護主任である私の給料明細書を!!!
実は・・・
最後の【43歳男性管理職の給料内訳表】は私Cyoujiのものです。
神奈川県の社会福祉法人特別養護老人ホーム勤務で、『既婚・こども3人・持ち家・経験10年目の管理職』だとこのくらいの金額が毎月給料として支給されています。
もちろん、地域格差や事業所によって介護職上司の給料にも大きな差はあります。
ですが、介護職は職場によってですがサラリーマンの平均年収以上もらえる介護事業所もたくさんあるのです!
正直言って【給料明細書】は個人情報なので公開したくはなかったのですが、今の介護業界は残念なことに『給料が低い…』ってイメージが先行してしまっています。
『介護福祉士は年収500万円以上実際にもらえる!!』
そう介護職・福祉の仕事に興味がある、若い10代~20代・30代の人たちに知ってもらいたかったんです!!
このように経営・運営がシッカリしている介護事業所であれば、『年収500万円以上もらえている介護施設は実際にある!』ということを、10代~20代の介護職を目指そうと考えている人たちに、もっと知ってほしいと考えて公開することにしました。
法人経営・運営が健全で、上司たちが処遇改善加算やその他各加算などを、介護保険からもらえるだけの介護報酬をシッカリ【加算】としてもらう!!
これも介護事業所の企業努力です!!
こんな企業努力をしている介護事業所で働き、がんばって利用者さんや仲間の職員さんたちのことを考えて毎日仕事をしていれば、給料も多くもらえるはずです!
年収500万円以上もらえている介護職上司の給料明細書!
※ちなみに、私の実際の給料明細書はこちらです。
↓ ↓ ↓
各種手当はもちろん、有休もとれ、残業代もしっかり支給されているのがわかると思います。
このように管理職手当20,000円×12か月=24万円を減らしたとしても、既婚(手当多い)の一般職介護職員でも年収500万円を貰える職場は実際に多くあるのです。
職場の同僚たちも、役職が付かなくても年収450~500万円以上の介護福祉士はいます!
今貰っている給料への不満が強く、将来の収入が不安なあなたは『転職』を今の職場で働きながらでも少しづつ視野に入れていくといいと思います。
うちの職場で実際聞いた話ですが、29歳の男性介護福祉士さんが結婚を機に奥さんの実家が近いうちの職場近くに転職してきたのですが、年収が380万円⇒460万円に上がったと飲んだ時に本当に嬉しそうにはなしてくれました。
夜勤手当が5000円⇒12000円、その他残業代、各種手当、基本給が上がり、合計すると月の給料が40,000円ほど上がり、ボーナスも月給の1.5倍⇒2.2倍に増えたそうです。
同じ地域でも、じっくりと慎重に理想の求人情報を探すことで、今より給料を大きく上げる事は出来るのです。
給料を上げるには『給料のベースが高く企業努力をしている職場』に転職するのが早いけど…
転職すれば、もしかしたら給料が大きく上がるかもしれないのはわかったけど・・・
転職をすることは、やっぱりみんな怖いです。
私もそうでした…。
『転職にもし失敗でもしたら…結局、給料があがっても仕事のやり方や考え方、人間関係は前の職場の方が良かった…』
『・・・・・』
そうならない為には・・・
やっぱり自分を守るために!それなりのリサーチをする!事前に調べる事が大事です!!
あなたが『今の職場での給料や年収アップは期待できない…』
今の職場の給料形態だと、『ガンバる気持ちを奮い立たせられないかもしれない…』
そんな将来への不安があるのであれば、思い切って新しい職場で再スタートしてみませんか?
新しい職場に転職するのも勇気いりますけど、このままの状況で我慢や不満を感じながら働き続けてもストレスがたまり続けるだけで、将来『あの時転職しておけばよかった』と後悔してしまうかもしれません。
そうならない為にも、厚生労働省が認可している『介護職専門の転職エージェント』で自分の希望条件に合う求人情報を探してみましょう!
まずは、情報収集が目的だけでも登録するメリットはあります。
転職エージェントについては介護士側の目線にたって、こちらの記事で詳しく説明しています。
介護職は基本給より支給される『手当』が大事!
続いて手当についてお話ししていきます。
先ほどの3名の介護福祉士の給料明細を見ていただいて気付いたことがあったかと思います!
それは・・・
もらえる【残業手当】と【各種手当】が多いということ!!
もちろん、基本給が15~17万円くらいでも、この2つがしっかり支給されていれば年収400万円以上は十分可能です。
ちなみに、役職手当のほかに介護職に支給される『各種手当』はこんなにあります。
↓ ↓ ↓
【介護士がもらえる各種手当の種類】
- 介護福祉士などの資格手当
- 役職手当
- 住宅手当
- 家族・扶養手当(3人目4人目は同額なの?)
- 夜勤手当(1回いくら?)
- 交通費全額支給か?(どこまで?)
- 経験手当(重要!!)
- 調整手当
- ※各施設独自の手当など
ある介護施設のネット上での求人概要です。
上記に書いてある手当以外にも、【扶養手当】や【住宅手当】などがありますよね。
介護職の場合、基本給自体がもともと低いので、給料が高い職場を見極めるには・・・
基本給以外にどれだけ各種手当が支給されるのか確認しておくことがかなり大きなポイントです!!
- サービス残業が当たり前の空気感ではなく、残業手当はしっかり出るのか?
- 休日出勤手当として割り増しされているのか?
- 夜勤手当はいくら?
- 住宅手当や扶養手当の範囲は?
ここはとっても大事なのでしっかり押さえておいてくださいね!!
続いて、介護職の上司である役職手当についてお話ししていきます。
介護職の『役職・管理職手当』って実際どの位もらえますか?
下記は例えばですが、評価されてこんな役職手当が付けば収入も基本給も増えますよね!
- 副主任手当:20,000円
- 主任手当:30,000円
- 係長手当:40,000円
- 課長手当:50,000円
- 部長手当:100,000円
※あくまで目安です。フロアリーダー的なポジションで20000円くらいが相場ではないかと思われます。
各職場によって役職名や手当の金額も全然違うようですが、だいたい役職手当は上記の金額の職場が多いかと思います。
注目!!【給料だけではない大事なもの!】
離職率(辞めていく人が少ない)が低くていい職場って、『給料』や『各種待遇』・『人間関係』が良いからです!
※「職場の雰囲気」「有給休暇のとりやすさ」「残業の有無・詳細」「施設長・上司の人柄」「各種手当の詳細」などを事前に確認できたら安心ですよね。
『いい介護の職場ってやっぱり給料だけでなく、良い人間関係が大事なのではないでしょうか?』
あなたの今の職場が・・・
- 最悪な人間関係
- 上司が頼りなくて何もしない…
- 上司や施設長の人間性に問題がある…
- 有給が取れない雰囲気…
- 休みが少ない!
- 残業手当が出ない!
- とにかく人間関係が悪い!
- 夜勤の仮眠・休憩が全く取れない!
- 利用者に寄り添える介護ができない…
こんな現場だったら・・・
無理をせず今の職場で働きながら『今より条件・人間関係が良い職場』への転職を考えてみてもいいと思います!
こちらの記事では・・・
- 転職前に現場の上司の人柄・人間性
- 実際に働く現場リーダーがいったいどんな人なのか?
- あなたがこれから働く現場はいったいどんな職場なのか?
現場の上司や施設長の人柄、介護現場の人間関係の雰囲気・給料や各待遇などの事前情報を、しっかり集めてくれている介護専門の厚労省認可転職エージェントがあるので実際に詳しく調べてみました。
給料・年収を多くもらえる介護施設事業形態は『老健』と『特養』って本当?
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続きまして、
次は『給料・年収が多くもらえる介護事業はなにか?』について説明していきますね。
<介護福祉事業>
- 特別養護老人ホーム(特養)
- 老人保健施設(老健)
- 介護付き有料老人ホーム
- グループホーム
- サービス付き高齢者住宅
- 訪問介護・入浴
- デイサービス
- その他
数ある介護福祉の事業形態のなかでも、特に給料・年収が高いのが・・・
社会福祉法人・医療法人などが運営する『特別養護老人ホーム』と『介護老人保健施設』です!
※特養は【介護老人福祉施設】とも呼びます。
厚生労働省のデータで比較してみると・・・
約1万1000円(月給)ほど特養のほうが高いです。
出典:厚生労働省
さらに・・・
経営主体別にみても、社会福祉法人が運営する介護事業者が常に上位に来ています。
出典:厚生労働省
上記の厚生労働省の資料をみてもわかるように、介護職で給料・年収が一番高い介護事業形態は・・・
社会福祉法人が運営する、
『特別養護老人ホーム』が比較的高い給与水準を維持している事がわかります!!
地域に根付いた健全な運営をしている社会福祉法人なら、系列の運営施設などで使用している介護物品(おむつ類)や福祉用具などを、業者さんから安く一括購入などしてコストを抑えられたり、法人内で上手に運営コストを削減することができ、人件費に予算をまわすことができるのが大きな理由です!
しかも!!
地域に根付いた社会福祉法人なら、福祉車両などを地域の資産家や施設で看取ったご利用者さんのご家族からの寄贈があったりと実際の出費コストを抑えることなどもできます。
また、長年通っていたデイサービス利用者さん、ショートステイ利用のご家族の方などからも、使用されていた介護用ベッドや車椅子、歩行器、杖などの介護福祉用具の寄付などが実際に多いです。
ぼくの働いている特養でも、『車いす』や『ゲルマット』、『衣類(共用衣類へ)』、『杖』、『歩行器』などをありがたいことに、そのまま寄付していただくことがよくあります。
その分、新しい介護福祉用品を購入する為の経費や出費を抑えることができています。
これは『特養』だけに限らず、それぞれの介護事業所での、ご家族との信頼関係づくりなどによって大きく変わると思います。
昔は内部留保などの問題が多くあった社会福祉法人ですが、昨今では財務規律も改革され、お金の流れはすべて開示され透明化されるようになりました。
実際は、
運営する施設長や事務長、理事たちの経営の基本方針・経営手腕によっても大きく変わってきます。
もちろん!!
社会福祉法人だけではなく、下記の介護施設も高い給料・年収を期待できます!
↓ ↓ ↓
- 医療法人が運営する老人保健施設
- 社会福祉法人が運営する医療系の特別養護老人ホーム
- 独自のサービスを展開し、優良経営をしている有料老人ホーム
- その他、稼働率を高水準で維持している各介護施設
いろんな事業形態がありますが、介護職で高収入がもらえる事業形態は・・・
- 『特別養護老人ホーム』
- 『介護老人保健施設』
比較的この2種類の事業形態が給料年収が高いといわれていますし、実際に神奈川県で行われている【施設外研修】などで、他の介護施設で働く介護職員さんたちと給料の話をしていてもそうだと感じます。
※ちなみに医療系・病院系列などの医療法人は、職員の医療費が無料・免除の職場もあったりしますよ♪
給料のベースが高く優良経営している職場に転職して給料を確実にアップさせたいのなら読んでみて下さい!
↓ ↓ ↓
介護福祉士の国家資格を持っているのならっ!給料アップは期待できる!!
介護福祉士の国家資格を持っていれば、今の職場よりもっと給料・年収が高く、各手当や休日などが充実した介護施設への転職ができます!
実際は!!
介護事業所は求人広告を出す費用を抑えているだけで、条件の良い高待遇の求人情報はたくさんあるんです!!
介護福祉士資格保持者なら給料30万円以上の求人情報は必ずあります!
- 『転職に失敗したくない…』
- 『【給料30万以上&年間休日120日以上】だけは妥協したくない!』
- 『人間関係がいい職場・イイ雰囲気作りに配慮』している上司や施設長がいる職場に転職できたらなぁ…
-
『施設の運営方針・考え方がシッカリした職場で、自分らしくいい介護の仕事がしたい!』
そんなあなたは、ハローワークや雑誌で探すより断然親身になってくれる、厚生労働省認可の転職エージェントから求人情報をゲットしていきましょう!!
今の職場で仕事をしながら、あなたの条件に合った求人情報をじっくり見つけていけるのが、介護職専門の転職エージェントです!
『安全な優良経営をしている社会福祉法人や有料老人ホームなどの高待遇の求人情報』を転職エージェントを利用して焦らず待つ!!
- 『だけど…転職サイトっていいことしか言わないんじゃない…?』
- 『無理やり空きがある施設に入社させられそう…』
- 『転職エージェントって実際どんな仕事をしてくれるの?』
などなど、いい求人情報がほしいけど…はじめてだからやっぱり不安…。
そんなあなたにぜひ読んでほしい!転職エージェント丸わかり記事がこちら!!
今の職場の状況、待遇面などで不満があり、将来に不安を感じているのなら、是非こちらの記事を参考にしてみてください!
最後に!『これから介護職を目指す人へ』
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「未経験だけどこれから介護職をやってみよう!」
いざそう考えてみたけどやっぱり介護職への転職は、
正直不安を感じる…
介護職って勤務条件のいい優良経営の職場だと『有休』もふつうに取れて『休み』や『自分の時間』が多くて嬉しいメリットもたくさん!
※夜勤があるのがきついけど、準夜勤や夜勤なしの常勤(正社員)制度もあります。
実際、
僕の働いている社会福祉法人(特別養護老人ホーム)の職場では【年休120日以上】で有休も全部ではないですがしっかりとれています!!
それでいて【給料・年収】が多ければかなりいい職業じゃないかって僕Cyoujiは思っています!
調査結果での平均給与は318万円とまだまだですが、『リアルな給料事情』にあったように首都圏であれば未経験でも年収400万以上の給料が高い職場はあります!!
地方でも選び方によっては納得のいく金額を提示してくれる職場もあるはずです!
そんなあなたに読んでほしい、ぼくが『介護職に転職してよかったこと、良くなかったこと』などの実体験や想いを正直に書いた記事がこちらです!
↓ ↓ ↓
他業種から介護職への転職を考えているなら!!
実際に32歳で転職した私【介護福祉士Cyoujiの転職実体験談】を是非参考にしてみてください!
↓ ↓ ↓
- 人間力
- コミュニケーションスキル
この記事を書いている人
介護職に転職して12年目の現役介護福祉士です。管理職としての立場や、今までの現場経験を活かした実体験に基づいた記事を書き続けています!
『悩む介護職の力になりたい!』と思い、自分の『仕事への思い』や『経験』を正直に書くように意識しています。介護職員さんたちの悩みやトラブルの解決など、少しでもお手伝い出来たら本当にうれしいです!!
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